2022年07月19日

ストレッチベルト

最近この手のベルトが増えてきた

名前の通り 伸びるベルト

従来 A/Cコンプレッサー オルタネータは 2か所で固定 

一方は固定

もう一方をずらすことにより

ベルトの張りを調整する


張りの調整が甘くなってくると

ベルトが鳴いたり滑ったりする

作業者のカンコツで行う作業

一般的に 大量生産では 誰が作業しても

同じレベルで仕上がることが

設計者の目標 

いよいよベルトも技術進化の一端が見られるようになった


ただしこの作業 

ベルトを外すのは問題ないが はめ込むには勇気が必要

治具を差し込み クランクを回しながら ぐりっと入れる

切れそうで怖い ついつい加減してしまい中止 

切ったら元も子もない

ぐりっとやるのは怖い

確かに伸びは従来のベルトより大きいが・・・

知り合いの純ディーラーの整備士に相談

「やったことない」「2本切った」

おいおい たよりないな

確かに一般モータースへの普及は少し遅れる 

数人の整備士がいれば 誰かができればよいという考えか


私も現代の車のA/Cベルトに ストレッチを使っているのは

知っていたが

古い車ばかり扱っていると あまり関係ないなと

治具の用意もなかった



今回スイフトの12点を依頼され

ベルト交換が必要となった

げっ ストレッチ・・・

ディーラーの整備士には通常作業

「苦手は克服」がひそかに目指しているところ

できる人がいるんだったら 自分もできる 経験値だけ・・・

ということで

早々に治具を購入 お客さんには言えないが

IMG_6646.jpg

交換要の外したベルトで練習 

誰も教えてくれないが 治具の形状

物理的に力のかけ具合を確認 えいっ 切れてもいい!


ぐりっ パン! はまった もう一回

ぐりっ パン!  ばっちり うまくはまった

今度は新しいストレッチベルトで・・・ ぐりっ パン!

コツはつかんだし はまってみると 調整はいらないし

回して確認するだけ

IMG_6647.jpg

なんといっても簡単

苦手克服 成功! 
posted by ATF at 21:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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