名前の通り 伸びるベルト
従来 A/Cコンプレッサー オルタネータは 2か所で固定
一方は固定
もう一方をずらすことにより
ベルトの張りを調整する
張りの調整が甘くなってくると
ベルトが鳴いたり滑ったりする
作業者のカンコツで行う作業
一般的に 大量生産では 誰が作業しても
同じレベルで仕上がることが
設計者の目標
いよいよベルトも技術進化の一端が見られるようになった
ただしこの作業
ベルトを外すのは問題ないが はめ込むには勇気が必要
治具を差し込み クランクを回しながら ぐりっと入れる
切れそうで怖い ついつい加減してしまい中止
切ったら元も子もない
ぐりっとやるのは怖い
確かに伸びは従来のベルトより大きいが・・・
知り合いの純ディーラーの整備士に相談
「やったことない」「2本切った」
おいおい たよりないな
確かに一般モータースへの普及は少し遅れる
数人の整備士がいれば 誰かができればよいという考えか
私も現代の車のA/Cベルトに ストレッチを使っているのは
知っていたが
古い車ばかり扱っていると あまり関係ないなと
治具の用意もなかった
今回スイフトの12点を依頼され
ベルト交換が必要となった
げっ ストレッチ・・・
ディーラーの整備士には通常作業
「苦手は克服」がひそかに目指しているところ
できる人がいるんだったら 自分もできる 経験値だけ・・・
ということで
早々に治具を購入 お客さんには言えないが

交換要の外したベルトで練習
誰も教えてくれないが 治具の形状
物理的に力のかけ具合を確認 えいっ 切れてもいい!
ぐりっ パン! はまった もう一回
ぐりっ パン! ばっちり うまくはまった
今度は新しいストレッチベルトで・・・ ぐりっ パン!
コツはつかんだし はまってみると 調整はいらないし
回して確認するだけ

なんといっても簡単
苦手克服 成功!